2020年2月12日
隔年開催のサローネ国際バスルーム見本市は倫理、技術、リラクゼーションの新製品を4月21日から26日までロー・フィエラミラノのホール22、24にて発表します。
第8回サローネ国際バスルーム見本市は179社が17,000㎡の会場に、バスルーム関連の家具、小物からシャワーボックス、陶器サニタリー製品、ラジエーター、水栓、バスタブ、ジェットバス等を展示します。
サローネ国際バスルーム見本市の新作は、バスルーム空間の絶え間ない進化を反映しており、技術、効率の向上、そしてグリーン志向の増加し、同時に快楽と感動という要素が絶対不可欠になっています。
生態学的要素が不可欠な今日、環境への悪影響を減らす取り組みが見られます。例えば温水と冷水の割合を完全に調整できる水栓、消費を最大50%削減できるフロー・レギュレーター付き水栓の登場、また継続的な監視システムが浪費を警告します。また更なる再利用のプロジェクトも進んでいます。水によって生成された熱を蓄え、エネルギーを更に浪費することなく次のシャワーのジェットを加熱できるシステムが研究されています。
テクノロジーは益々普及し、目に見えなくなり、シンプルでリラックスした体験が可能になります。ホームオートメーションおよびデジタルデバイスは、あらゆるニーズに応じて簡単なタッチで室内に変革をもたらします。顔認証システムは既に普及、部屋に入る人に応じて水温、光量、更には音楽のタイプを自動的に調整します。バスタブは設定された時間に、もしくはスマートフォンからの操作で浴槽に最適なレベルと温度の水を張ります。ミラーでスマートフォンへ接続を可能にします。
そしてデザインは? 形状、色、素材、テクスチャーを引き立てるクリーンなデザインが不可欠です。実際、カスタマイズが圧倒的な需要を占める業界では、洗面台、アクセサリー、家具などもカスタマイズがスタンダードな傾向にあります。サニタリー陶器と水栓は益々最小限な大きさと薄さになっています。鏡は準主役的な存在として、しばらく流行していた大きな円形に取って代わり、折り紙を彷彿させるような形の鏡が壁を覆います。その他、棚付きや、タオル掛け付きの鏡に加え、照明センサー付き鏡が益々感情に働きかけます。そして色は、繊細なニュアンスへのトレンドが続き、ブラッシュピンク、セージグリーン、テラコッタがリラクゼーションの空間を支配します。単色に溢れ、大胆なラインが対照的に空間を活気づけます。
新しいバスルームは感情的な要素に溢れ、身体、心、精神のバランスを取り戻すプライベート空間であり続けます。