2020年2月12日
第23回エウロクチーナは4月21日から26日までロー・フィエラミラノにて開催されます。業界で最も重要で権威あるこの見本市は、イタリア国内外のトップ企業と出会え、現代の生活で最も人が集う空間の新しいトレンドを発見できる場です。
第23回エウロクチーナは、ホール9、11を軸としつつ、83の出展社はサローネ国際家具見本市のホールや、S.Project のホールにも出展スペースを拡大し、合計約20,000㎡を占有、キッチンメーカーが家具メーカーと空間を共有することでトータル・リビングを演出します。
この見本市の魅力は幅広い高品質の製品群を一堂に会し、現代のキッチンを発表するだけでなく、食の空間が今後どう進化するかをお見せします。
キッチン空間は社会的相互作用と個人的なニーズをより満たす理想的な空間として再認識されています。明らかに、合理性、機能性、技術革新、モダンなかたちを見る限り、この空間が現代の生活に適応されていて、消費を削減し、水、エネルギー、廃棄物のリサイクルを可能にする耐久性のある解決策とスマート・テクノロジーによって持続可能性が加速していることが見て取れます。
キッチンと他のスペースとの境界は曖昧になり続け、スペースはより流動的でハイブリッドに統合され、新しい重心となった現代のキッチンはソーシャルなアグリゲーターおよびディスペンサーとして不可欠な役割を果たしています。アイランド型はますます躍動感ある空間の中核を担い一見コンパクトに見えるブロックは必要に応じて多機能を装備した現代の家族団欒のテーブルと化します。(ここで昼食をとったり、人と会ったり、お喋りしたり、家事をしたり、また仕事もすることができます。)
自然な色彩のスペクトルに着想を得たミニマルな白黒の組み合わせから生まれる仕上げとニュアンスに注目です。マットと光沢が混ざり合いニュートラルなトーンと明るい色が交互に、時にはゴールドも現れます。
2020年のエウロクチーナは、柔軟性を持ち、モジュール式で、細部までカスタマイズ可能なソリューションを提供することで今日の多面的でダイナミックな社会を写す鏡となるでしょう。